マルクス・アントニウス/オクタヴィア,アテネ鋳 Fr-47 S-1511 Calico-112 紀元前44年のカエサルの暗殺後,43年にアントニウスはオクタヴィアヌス,レビドゥスと図り第2次3頭政治を結成,翌年ブルータスとカッシウスを破り,共同でローマを支配した。東方を支配したアントニウスはクレオパトラと出会うが一度は別れ,前40年にオクタヴィアヌスの姉,オクタヴィアと結婚しアテネで過ごした。その後,オクタヴィアヌスとの不仲により37年彼女と別れ,再びクレオパトラと寄りを戻し,32年正式に離婚した。アントニウスは30年に自殺したがクレオパトラとの子を含めオクタヴィアは彼の子を育て,前11年に死去したという。アントニウスとオクタヴィアを描いたコインはこれ以外にはイオニアのエフェソスで発行された銀貨が2種しられるのみで,金貨は勿論この1枚のみである。アントニウスを描いた金貨は10種程が確認されているがローマの裏切り者の為,全てが珍品である。本品も現存は10~20品と考えられ,本邦では他の存在を確認したことのないスーパー・ヒストリカル・レアの逸品（7.79g）ⓇⓇ
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