No. : | 52630 |
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Classification : | [日本貨幣 Japanese currency][近代貨幣][旧2円金貨(縮小)JNDA01-4A] |
Auction company : | オークション•ワールド |
Bid price : | 35,456,000 JPY 32,000,000 (Excluding consumption tax and fee) |
Closing date : | 2016-07-16 |
Explain : | JNDA01-4A F48 KM-Y10type 製造39枚 日本近代金貨中最高の稀少性と美しいコンディションでオークション初登場。ⓇⓇⓇⓇ 最近の研究により明治9年のプルーフ貨幣は造幣局の資料から、1876年にアメリカで開催されたフィラデルフィア万博に出品する目的で特別に鋳造された事が明らかになってます。本品もその中の一枚ですが日本初の公式万国博覧会出品用貨幣として、国家の威信を賭けて造られたに相応しく、大変素晴らしい出来映えとなっています。そのプルーフの輝きはまるで鏡そのものの様で、コイン好きに限らず見る人すべてを惹きつけて離さないほどです。そしてこれらの万博出品用として鋳造された芸術的な貨幣の極印は、金工の巨匠”加納夏雄”の最高技術を駆使して造られた最後の造幣彫金と言われている大変意義深いものです。以前よりカタログなどでは旧2圓金貨,明治9年の発行枚数は178枚とされてきましたが、研究者が造幣局の資料を精査した結果、実際の発行枚数は39枚だったことが判明しています。また発行枚数29枚の旧20圓金貨,明治10年よりも市場に出回った回数が少ないことなどから、その39枚にしても全てが世に出たのではなく、同万博に出品された品以外は溶解された可能性があることが指摘されています。そしてその為に、本種の現存数は僅か数枚のみと見られています。旧2圓金貨,明治9年がオークションに出品されるのはこれが初めてと言われ、日本近代貨幣の通常貨の中では最も入手が難しい超稀少品と言えるでしょう。オークション以外でも過去に売り出されたのは、世界最大の日本金貨コレクションと言われた七条兼三氏の大コレクションの中に含まれていた品、すなわち「日本金貨原色図鑑」(1980年 太田保著)の掲載写真原品の僅か1枚だけの様ですが、貨幣の面に出来た製造時の特徴などから、本品は七條コレクションの中にあった同一品であるとみられます。旧2圓金貨,明治9年のオークション出品例が見当たらない為に、参考までに発行枚数87枚の旧2圓金貨,明治13年のオークションの落札価格を挙げておきますと、過去10年間のオークションでの出品例では3例のうち2例までが3000万円前後の価格で落札されています。それらの明治13年の品よりも発行枚数,出品頻度ともに少なく状態も優ると考えられる品は、本品の他には存在しないかもしれません。 ※以上の記述は一部『収集』2015年6月号を参考させて頂きました。 JNDA鑑定書付 with JNDA cert. PCGS-SP66+ |