日本 新二十圓金貨 New type 20Yen 昭和7年(1932) 殆ど完全未使用品 -FDC

No. : 339748
Classification : [日本貨幣 Japanese currency][未整理]
Auction company : オークション•ワールド
Bid price : 7,104,000 JPY
6,400,000 (Excluding consumption tax and  fee)
Closing date : 2024-10-19
Explain : JNDA01-6 Fr-55 KM-Y52 財務省放出金貨 未使用品(ID19361) 財務省は平成17年10月から総数32,683枚の金貨を財政赤字補填の為にオークション形式にて放出しました。これらの金貨は昭和18年8月に発布された金属類回収令により供出され、戦後にGHQにより接収されサンフランシスコ講和条約を経て日本政府に返還され70年以上の眠りにつきました。その長い月日の中で保全をしていた大蔵省も財務省と改称され、また国内の古銭市場もコインブームなどを経て熟成され古銭にまつわる情報なども充溢していきました。その70年の歳月の中で情報はあれど市場では誰も見た事が無い大珍品として、昭和7年銘の新二十圓金貨は有名でありました。この大珍品が生まれた背景は、大恐慌以来続く不況下の昭和5年1月に「ライオン宰相」濱口雄幸のもとで国際協調を掲げ新たな金本位制の為に金解禁を行うのですが、円相場下落の最中に旧平価で行われた為に国外への金の流出が起き国内はデフレ不況(昭和恐慌)となります。襲撃され退任した浜口の意を汲むべく引き続き井上準之助蔵相が奮闘しますが、結局は昭和6年12月に兌換並びに輸出が停止されました。そして不況にあえぐ若槻内閣を打倒し野党であった犬養毅首相と高橋是清蔵相のタッグの元に昭和7年3月に1グラム1圓93銭とする事実上の圓の切り下げを行い不況を脱出しました。しかし当然の事ながら旧法令の元で製作された金貨は大蔵省の元に退蔵され日の目を見ることはありませんでした。残念ながら昭和7年が日本における最後の通用金貨の製作年となりました。この様な背景により昭和期の二十圓金貨は全てが希少品として評価され、特に昭和7年銘は70年間コレクター同志では幻の金貨とされてきました。その一群が財務省放出金貨の中に存在することが世に知れ渡った時のコレクターの反応はすさまじいものでした。一群の内訳として未使用品60枚極美品8枚の計68枚とされ、最高額ではなんと1307万円もの落札額が付きました。今では取引実績もあり幻とまでは言われなくはなりましたが、依然としてオークションへの出品は僅かでありコレクターを魅了しています。 ⓇⓇ
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