No. : | 167764 |
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Classification : | [世界貨幣 world currency][ヨーロッパ貨幣 European currency][イギリス Great Britain] |
Auction company : | オークション•ワールド |
Bid price : | 9,768,000 JPY 8,800,000 (Excluding consumption tax and fee) |
Closing date : | 2021-04-18 |
Explain : | ESC-2339(258A R7) L&S-31 無冠 Edeg LVIII 現品は1851年5月から10月にロンドンのハイドパークで開催された第一回国際博覧会に出展するために特別に製造された試作貨幣です。製作数1枚と記録されている大珍品です。ジョージ4世のクラウン貨にジョージ3世の1818年のクラウン貨で使用されたエッジ銘文「DECUS ET TUTAMEN ANNO REGNI LVIII/繁栄と保護の治世58年目」が陰刻されています。(通常は陽刻) この時の彫刻師は王立芸術アカデミー主任彫刻師の称号を授かったウィリアム・ワイオンであり、国際博覧会の来賓者に贈答さらたゴチッククラウン貨は彼の代表作の一つとも言えます。彼の出世作としてジョージ4世のクラウン貨があり、そのクラウン貨に敢えて先代のピストルッチ時代のエッジを使用した事は先代への敬意の証と見て取れる師弟合作と言えましょう。この品はサンドブラスト(砂やすり)により通常のプルーフ貨とは異なる仕上げですので鑑定結果の数字は厳しい物かと思います。このコインは本来はロイヤルミントの所蔵品だったと思われ市場に放出された経緯は定かではありませんが、各時代の主要オークションで姿を現しておりましたが近年では1974年のSNCを最後に行方をくらませておりました。2015年にモーリス・ブル氏よる「English Silver Coinage 6th」にこれらの注釈が追加されておりまた脚光を浴びる形となった最高度稀少品です。誰も所持していないクラシック・コインをお探しの方へ...... ⓇⓇⓇⓇ NGC-PF61 |