饒益神宝(饒益神寳、にょうえきしんぽう/にょうやくしんぽう)は、859年(貞観元年)に、日本で鋳造、発行された銭貨である。皇朝十二銭の1つ。直径19mmから20mm前後の円形で、中央には正方形の孔が開いている。銭文(貨幣に記された文字)は、時計回りに回読で饒益神寳と表記されている。裏は無紋である。量目(重量)2g程度の銅の鋳造貨である。